あなたは毎日一定の利益をFXトレードで稼ぎたいと思ったことはありますか?
もしその答えが「はい」なら、この記事はあなたにとって重要な情報になるでしょう。
「1日10pips確実に稼ぐ」— それは果たして現実的なものなのでしょうか?
この記事では、スキャルピングという手法を活用し、FXで一日10pipsを稼ぐ実践的な戦略について深掘りします。
スキャルピングは短期間で小さな利益を得るための取引手法で、その魅力は「コツコツと積み上げる」ことにあります。
しかし、短時間での取引が増えるほどリスクも伴うため、正確な戦略と知識が不可欠です。
当記事では、そのための具体的な方法を、リアルな取引の例を交えて詳しく解説します。
1日10pipsを稼ぐことで、一年を通じてどれほどの利益が得られるのか、またどのようなリスクが伴うのか。
実際の数値を用いて詳細に説明します。
スキャルピングの成功に必要な技術、資金管理、心理面でのコントロールなど、あなたのトレードが次のレベルに進むための全てをカバーします。
「コツコツと利益を積み上げ、安定したFX収益を手に入れたい」
その願望を現実に変えるための情報がここにあります。
あなたのFXトレードをより確実なものにし、より大きな可能性へと導く秘策、その全てをここで公開します。
1日10pips稼ぎ続けることは可能?
1日10pipsを毎日稼ぎ続けることは難しいです。しかし、平均して毎日10pipsずつ稼ぐことはできます。
また、スキャルピングなら1日10pipsずつ稼げる可能性があります。
下記の順番で詳しく解説します。
- 毎日10pipsずつ稼ぐことは難しい
- 平均して毎日10pipsずつ稼ぐことは可能
- スキャルピングなら1日10pipsずつ稼げる可能性がある
毎日10pipsずつ稼ぐことは難しい
毎日10pipsずつ確実に稼ぐことは難しいです。プロのトレーダーでも、毎日勝ち続ける人はいません。
1日10pipsずつ稼ぐことが難しい理由は、相場分析に100%がないためです。
FXはテクニカル分析やファンダメンタル分析などの分析手法を用いて、相場分析の結果からエントリーや決済を行います。
相場分析は勝てる確率を高めるために行うもので、将来の値動きを確実に当てることができるものではありません。
相場分析の結果をもとにトレードを行った場合に、勝率が60%~70%になれば十分です。
しかし、勝率が70%と高くても30%は負けていることになります。
相場分析を徹底しても負けることがあるため、毎日10pipsずつ確実に稼ぐことも難しくなります。
平均して毎日10pipsずつ稼ぐことは可能
毎日10pipsずつ稼ぐことはできなくても、平均して毎日10pipsずつ稼ぐことは可能です。
例として、1週間の損益をまとめた以下の表をご覧ください。
日数 | 損益 |
---|---|
1日目 | +35pips |
2日目 | -10pips |
3日目 | +35pips |
4日目 | -5pips |
5日目 | -5pips |
トータル損益 | +50pips |
合計5日の取引で3日間は負けています。しかし、5日間の取引で2日間は利益が出ており、5日間のトータル損益は50pipsです。
1日の平均損益に換算すると「50pips÷5日間=1日の利益は10pips」となります。
毎日10pipsずつ稼げなくても、平均して1日10pips稼ぐことができれば大きな利益です。
下記のように期間を決めて、1日10pipsを目標にするとよいでしょう。
- 月単位:10pips×20日間=200pips
- 週単位:10pips×5日間=50pips
スキャルピングなら1日10pipsずつ稼げる可能性がある
スキャルピングなら1日10pipsずつ稼げる可能性があります。
なぜなら、スキャルピングは取引回数が多く、勝ち負けを繰り返しながら1日10pipsを目指せるためです。
1日10回のスキャルピングを行う場合を例に下の表をご覧ください。
取引回数 | 損益 | トータル損益 |
---|---|---|
1回目 | -10pips | -10pips |
2回目 | -3pips | -13pips |
3回目 | +10pips | -3pips |
4回目 | -7pips | -10pips |
5回目 | +15pips | +5pips |
6回目 | -3pips | +2pips |
7回目 | -5pips | -3pips |
8回目 | -10pips | -13pips |
9回目 | +10pips | -3pips |
10回目 | +13pips | +10pips |
スキャルピングは取引回数が多いため、1回の負けが1日の損益に大きく影響しません。負けても取り返すことができます。
上の表のように、スキャルピングでトータル損益が+10pipsになるまで取引を続けることで毎日10pips稼ぐことも可能です。
1日10pips稼ぐ場合の利益シミュレーション
1日10pips稼ぐ場合の利益シミュレーションを下記の順番で行います。
- 1日10pipsの利益はどれくらいになるかを解説
- 単利運用で1日10pips稼ぐ場合
- 複利運用で1日10pips稼ぐ場合
- 利益を大きく増やすなら複利運用がおすすめ
1日10pipsの利益はどれくらいになるかを解説
1日10pipsを稼ぐ場合、利益は取引量によって変わります。
まずはpipsと金額の関係について下記をご覧ください。
Pips | 金額 |
---|---|
1pips | 0.01円(1銭) |
10pips | 0.1円(10銭) |
100pips | 1円(100銭) |
pipsは値幅を表すFXの単位です。1pipsは0.01円です。
1日10pipsを稼ぐためには、エントリーして0.1円以上の価格変動を狙う必要があります。
たとえば、140.555円で買い注文を入れるとします。このケースだと、140.655円になったタイミングで決済注文を入れると10pipsの利益です。
10pipsで得られる実際の利益は取引量で異なります。下の表は、取引量と10pipsの値幅で得られる利益の関係をまとめた表です。
また、それぞれの取引量でトレードする場合の取引資金の目安も紹介します。
取引量 | 利益 | 取引資金の目安(レバレッジを使用) |
---|---|---|
1,000通貨 | 100円 | 1,000円以上 |
1万通貨 | 1,000円 | 1万円以上 |
10万通貨 | 1万円 | 10万円以上 |
たとえば、1万円で取引を始める場合は1万通貨で取引ができるため、10pipsで1,000円の利益が狙えます。
1日1,000円の利益になるため、月に2万円の利益が得られる計算です。
10万円で取引を始める場合は10万通貨で取引ができるため、10pipsで1万円の利益が狙えます。
1日1万円の利益になるため、月に20万円の利益が得られます。
単利運用で1日10pips稼ぐ場合
単利運用とは、同じ元手で取引を続けることです。単利運用で1日10pips勝ち続けた場合の利益計算シミュレーションを行います。
<条件>
- 元手:10万円
- レバレッジ100倍
- 取引量:10万通貨
- 1日の利益:10pips(1万円)
取引日数 | 1日の利益 | 口座残高 |
---|---|---|
1日目 | 1万円 | 11万円 |
2日目 | 1万円 | 12万円 |
3日目 | 1万円 | 13万円 |
4日目 | 1万円 | 14万円 |
5日目 | 1万円 | 15万円 |
10日目 | 1万円 | 20万円 |
30日目 | 1万円 | 40万円 |
50日目 | 1万円 | 60万円 |
100日目 | 1万円 | 110万円 |
単利運用の場合は元手と取引量が変わらないため、利益も一定になっています。
複利運用で1日10pips稼ぐ場合
複利運用は、FXで得た利益を元手に回して運用する方法です。元手が増えた分、取引量も増やして取引を行います。
単利運用と違い、期間に応じて利益は大きく増えるのが特徴です。
複利運用で1日10pips勝ち続けた場合の利益計算シミュレーションを行います。
- 元手:10万円
- レバレッジ100倍
- 取引量:元手に応じて変わる
- 1日の利益:10pips
取引日数 | 1日の利益 | 口座残高 |
---|---|---|
1日目 | 7,600円 | 10万7,600円 |
2日目 | 8,200円 | 11万5,800円 |
3日目 | 8,800円 | 12万4,600円 |
4日目 | 9,500円 | 13万4,100円 |
5日目 | 1万200円 | 14万4,300円 |
10日目 | 1万4,700円 | 20万8,200円 |
30日目 | 6万3,900円 | 90万2,900円 |
50日目 | 27万8,100円 | 392万5,000円 |
100日目 | 1097万1,900円 | 1億5482万6,800円 |
複利運用の場合は、取引期間に応じて利益が大きく増えているのがわかります。
利益を大きく増やすなら複利運用がおすすめ
単利運用と複利運用のシミュレーション結果からもわかるように、1日10pipsを稼いで利益を大きく増やすなら複利運用がおすすめです。
特に海外FXは下記のような理由から複利運用との相性が抜群です。
- 少額資金から始められる
- 追証なしのゼロカットシステムがあるため借金のリスクがない
- 最大取引量が大きい
少額資金から始められる
海外FXで複利運用するメリットは、下記の理由から少額資金でFXを始められることです。
- ハイレバレッジが使える
- 最低入金額が安い
- ボーナスがあるところもある
追証なしのゼロカットシステムがあるため借金のリスクがない
海外FXには、追証なしのゼロカットシステムがあるため借金を抱えるリスクがありません。
ゼロカットシステムとは、口座の残高がマイナスになったとしても0円にリセットされるシステムです。
複利運用に失敗しても、借金を抱える心配はありません。
複利運用は運用が長期になるほど損益も大きくなるため、負けたときに借金を抱えないか不安に感じる方もいるでしょう。
海外FXは複利運用で負けたとしても追証なしのゼロカットシステムが適用されます。
ただし、業者によってゼロカットの有無や条件は異なるため注意が必要です。
中にはゼロカットが適用されない海外FX業者もあるので注意しましょう。
最大取引量が大きい
海外FXで複利運用するメリットは最大取引量が大きいことです。
最大取引量が大きいということは、取引に回す資金が増えたときに大きなポジションが持てることになります。
1日10pips稼ぐための実践的なスキャルピング手法を解説
1日10pips稼ぐための実践的なスキャルピング手法としてレンジ相場・トレンド相場のパターンを紹介します。
- レンジ相場のスキャルピング手法
- トレンド相場のスキャルピング手法
レンジ相場のスキャルピング手法
レンジ相場における1日10pipsを稼ぐスキャルピング手法に逆張りがあります。
具体的には高値と安値に水平線を引いて、安値買いと高値買いを繰り返す手法です。
下の画像をご覧ください。
レジスタンスラインにローソク足が触れ、価格が反転したポイントで注文を入れます。
レジスタンスラインをローソク足が勢いよく抜けた部分はトレンド発生のサインになるため、逆張りから順張りに変更します。
また、レンジ相場はRSIやMACDなどのオシレーター系インジケーターを使って分析をするとダマシを減らせます。
トレンド相場のスキャルピング手法
トレンド相場でスキャルピングを行う場合、安値や高値にトレンドラインを引いて押し目やブレイクを狙う方法があります。
下の画像をご覧ください。
安値にトレンドラインを引いています。
トレンドラインに対してローソク足が反転した部分で押し目の買い注文、ブレイクしたところに売り注文を入れるのがポイントです。
また、トレンド相場は移動平均線やボリンジャーバンドなどのトレンド系インジケーターを使って分析するとダマシを減らせます。
1日10pipsを目標にトレードする場合の注意点
1日10pipsを目標にトレードする場合の注意点は下記の通りです。
- 1日10pipsがいくらになるか事前に計算する
- 実践するのは慣れてから
- 損切りは徹底する
- ポジポジ病に注意する
- スキャルピングはスプレッドの狭さが重要
1日10pipsがいくらになるか事前に計算する
1日10pipsを目標にトレードする場合の注意点は、同じ10pipsでも取引量によって利益は大きく変わることです。
たとえば、1,000通貨の10pipsは100円ですが、10万通貨の10pipsは1万円になります。
1日10pipsでしっかり稼ぐなら取引量を増やし、1日10pipsで利益がいくらになるか事前に計算しましょう。
ただし、取引量が多くなると負けたときの損失も大きくなるため注意が必要です。
勝ち負けを繰り返してトータルで利益を出すのがFXです。
負けたときに発生する損失もシミュレーションしておきましょう。
実践するのは慣れてから
1日10pipsの取引を実践するのは慣れてからにしましょう。1日10pipsなら負けても大きなダメージは回避できます。
しかし、負けが続いてしまうとモチベーションが下がることや取引ルールをすぐに変えてしまうなどのデメリットがあります。
1日10pipsを目標に取引を行うのは、下記の方法で安定して勝てるようになってからにしましょう。
- デモトレード
- 少額トレード
デモトレードは練習用の口座を使って行うトレードです。実際に使用する取引環境と仮想のお金を使って練習ができます。
取引ツールの使い方を知りたいときやルール決めに便利です。
ただし、デモトレードは自分のお金を使わないため、ゲーム感覚になりやすいデメリットがあります。
自分のお金を使う少額トレードの場合は、緊張感をキープしつつ負けたときの大きな損失も回避できます。
1,000通貨のトレードやボーナスを使ったトレードなどで少額トレードが可能です。
損切りは徹底する
1日10pips稼ぐためには損切りを徹底しましょう。
損切りをすると損失が確定するため、1日10pipsを達成できないケースも出てきます。
しかし、含み損を抱えたポジションを損切りしないで放置していると、さらに含み損が大きくなってロスカットする可能性もあります。
大きな損失を回避するためにも、損切りルールはすぐに変えないようにしましょう。
損切りによって1日10pips稼ぐことができなかったとしても、1週間や1カ月かけて平均で1日10pipsを稼ぐことができれば問題ありません。
ポジポジ病に注意する
ポジポジ病とは、常にポジションを保有していないと気持ちが落ち着かない状態です。
ポジポジ病になると、トレード計画やテクニカル分析の結果を無視してポジションを持つようになります。
自信がない状態でポジションを持ってしまうことから、ポジポジ病になると損失が発生する確率も高くなるため注意しましょう。
特に1日10pips稼ぐという目標を達成するためには、ポジションを保有しないことには始まりません。
1日10pipsが達成できないときは、気持ちの焦りからポジポジ病に陥りやすくなります。
そして、無理にポジションを保有して負けるという悪循環に陥ってしまうのです。
ポジポジ病にならないためにも、自信がある相場以外のエントリーは控えましょう。
無理に1日10pips稼ごうとするのではなく、平均して1日10pips稼ぐことを念頭に置くことが大切です。
スキャルピングはスプレッドの狭さが重要
1日10pips稼ぐためのスキャルピングはスプレッドの狭さが重要になります。
スキャルピングは取引回数が多いため、スプレッドが広いと取引コストが大きくなるためです。
たとえば、ドル円のスプレッドが1.0pipsの海外FX業者Aと2.0pipsの海外FX業者Bがあるとします。
10回のスキャルピングで下記のように取引コストの差が生じます。
- 海外FX業者Aの取引コスト:1.0pips×10回=10pips
- 海外FX業者Bの取引コスト:2.0pips×10回=20pips
10回の取引で10pipsの差が生じているのがわかります。
1日10pipsを目標にするスキャルピングなら、スプレッドの差だけで10pips取れることになります。
さいごに
この記事を通して、「1日10pips確実に稼ぐFX手法」について、具体的なスキャルピングの方法とともに詳しく解説しました。
僕が伝えたいのは、FXの結果はコツコツと積み重ねていく努力と正確な戦略によるものであるということです。
スキャルピングは、一見すると些細な利益に思えるかもしれませんが、その積み重ねが長期的な成功へと繋がります。
しかし、短時間での取引が増えるほどリスクも伴うため、正確な戦略と知識が不可欠です。
ここで提供した戦略があなたのトレーディングスキルの向上、そして安定した収益の増大に寄与することを強く願っています。
そして何よりも、成功への道は学び続けることによって開かれます。
新たな知識と経験を手に入れ、自身のトレーディングスキルを磨き続けることが、FXでの成功へと繋がるのです。
この記事があなたのFXトレードの一助となり、更なる成功への道標となれば幸いです。